5人子どもがいるとよく聞かれること

子どもが5人いるというと、まず聞かれるのが「えー!大変じゃないですか?」ということです。

私はこの質問に対する答えに、いつも迷ってしまいます。

「大変です」と言うとつまらないし、「大変じゃないです」というと完全にウソになる。私の「大変じゃないです」を信じて、子どもを5人生んでしまったらと思うと、ものすごい罪悪感にかられてしまう。

子どもが5人いる(しかも高校生から乳幼児まで)生活は、朝から高校生が朝練に間に合う時間に容量1000mLのお弁当を埋めることと、ヤクルトの空容器が部屋中にそっと置いてあることと、咀嚼しきれなかったウィンナーが吐き出されているイスに着替えたばかりのズボンで座ることが同時に起きたりする。

それをひと言で表現すると、やっぱり「大変です」になってしまう。

でも私はこの子育て=大変という考えを、4人目から捨てました。

子育て=大変は、夏=暑いとか、冬=寒いと似ていると思います。それは紛れもない事実で、そういわれると誰も否定できない。

でも暑い暑い、寒い寒いと言って、その時期を終えてしまうのは、あまりにももったいないと思うようになったのです。

たぶん私に子育ては大変か聞きく人が知りたいことも、私が子育てについて伝えたいことも、「大変さの先にある何か」であると思うのです。

そしてそれはきっと、ひとりひとり違うものである気がします。

子育て×マーケティング発想で、早くそれをわかりやすく伝えていきたいと思っています。

イグ・ノーベル賞の世界展に行ってきました

9月22日~11月4日まで東京ドームシティ Gallery AoMoで開催中の「イグ・ノーベル賞の世界展」。

前売券を購入し、閉会まではまだまだとのんきに構えていたところ、気づけば残すところ2週間弱。家族の体調に左右されるワーキングマザーに後ろ倒しは厳禁!慌てて本日行ってきました。

イグ・ノーベル賞は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞(イグ・ノーベル賞の世界展公式HPより)で、今では本家ノーベル賞をしのぐ人気と言われています。

日本人が毎年受賞することも有名で、2018年も受賞者が出て、12年連続受賞と記録を伸ばしているそうです。

過去の受賞は「たまごっち」や「バウリンガル」「カラオケ」などおなじみの商材から、兼六園のハトの糞がつかない銅像に関する研究など、身近であるにもかかわらずバラエティに富んでいて、網羅する分野の幅広さに感心しました。

またもう一つ感心したことは、親子連れの多さです。

平日の昼間ということもあって保護者はすべて母親でした。秋のイベントシーズンで学校が振替休日なんでしょうか(我が家も金曜日が振休です)、小学生くらいの娘2人と熱心にパネルを読み、議論していたり、赤ちゃんを抱っこしてきている方もいました。

少しエッジのきいた展覧会なので、大人ばかりと思っていましたが、楽しいことが大好きな子どもたちの方が、楽しさを真剣に受け止めているように見えました。

我が家もみなさんを見習って、一緒に出掛けてくれるうちに、真剣に楽しめる経験を積み重ねないといけませんね。

色々な意味で勉強になった一日でした。

子育てママの働き方改革~なぜフリーランスになったか~

はじめまして。フリーランスマーケターの後藤潤子です。

なぜ私が22年間のサラリーマン人生に幕を閉じ、フリーランスになったかを綴っていきたいと思います。

以前から個人起業に興味はあったものの、その一歩が踏み出せずにいました。

また事業を始めるには、物事に対する強いこだわりや、抜きに出た才能がないと難しいとも思っていました。

ではそんな私がなぜフリーランスとして、個人起業することになったか。

それは自分の限界を悟り、そこから新たな可能性を見出したからです。

プロフィールにも書かせていただいている通り、私は新卒で化粧品関係の商社に入社し、19年間化粧品・装粧品ブランドの販促やマーケティング業務を担当しました。1人で担当するブランドも、数十人で担当するブランドも関わることができ、日々「ものづくり」の繊細さと綿密さを学びました。

そしてその間4度の産育休を取得、4度の職場復帰を果たす間に、企業において産休取得までの道のりの何が大変で、休んでいる間の何に不安を感じ、復帰後の何がストレスなのか。語りつくせぬほどの多くの体験をすることに。

子育てをしていく中で、それまで以上に消費者として多くの消費体験や購買行動を経験し、真の消費者目線を身に着けたにも関わらず、業務においてそれらの知見が全くいかせないことに、とても違和感を覚え始めました。

そこで4番目の育休復帰後半年で、子育てとマーケティング、両方の経験がいかせる子育て情報系ITベンチャー企業へ転職。

その後第5子を授かり、出産。

産後4ヶ月で復職、乳飲み子を抱えながら高校に進学した長男の朝練時間の出発に合わせたお弁当作りというの新しいタスクも重なり、復帰の半年後には、鬱になるんじゃないかというところまで追い込まれました。

やはり5人も子供がいる女性が働くのは無理なんだ…あきらめるしかない…そう思ったとき、思いがけず職場の同僚や家族から「今までの経験がきっと何かにいかせる。必要としてくれる人はどこかに必ずいる。」という言葉をもらうことができました。

その言葉を信じ、今の自分のスキル・家族のライフステージ・将来かなえたい夢をもう一度客観的に整理し、未来予想図を描いたところ、思いがけず現れたのが「フリーランス」という選択肢です。

今までの分断されたキャリアは複合力という武器になり、複業という道でいかされる。
子育てに追われる限られた時間の中で、スローダウンしながらスキルアップする。
雇用関係ではなく、パートナーを探す。

人生100年時代に向けた細くて長い挑戦を開始しました。