子どもが5人いるというと、まず聞かれるのが「えー!大変じゃないですか?」ということです。
私はこの質問に対する答えに、いつも迷ってしまいます。
「大変です」と言うとつまらないし、「大変じゃないです」というと完全にウソになる。私の「大変じゃないです」を信じて、子どもを5人生んでしまったらと思うと、ものすごい罪悪感にかられてしまう。
子どもが5人いる(しかも高校生から乳幼児まで)生活は、朝から高校生が朝練に間に合う時間に容量1000mLのお弁当を埋めることと、ヤクルトの空容器が部屋中にそっと置いてあることと、咀嚼しきれなかったウィンナーが吐き出されているイスに着替えたばかりのズボンで座ることが同時に起きたりする。
それをひと言で表現すると、やっぱり「大変です」になってしまう。
でも私はこの子育て=大変という考えを、4人目から捨てました。
子育て=大変は、夏=暑いとか、冬=寒いと似ていると思います。それは紛れもない事実で、そういわれると誰も否定できない。
でも暑い暑い、寒い寒いと言って、その時期を終えてしまうのは、あまりにももったいないと思うようになったのです。
たぶん私に子育ては大変か聞きく人が知りたいことも、私が子育てについて伝えたいことも、「大変さの先にある何か」であると思うのです。
そしてそれはきっと、ひとりひとり違うものである気がします。
子育て×マーケティング発想で、早くそれをわかりやすく伝えていきたいと思っています。