昨年2020年は6月の一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会年次報告会で、コロナ禍によるフリーランスへの影響についての実態調査も織り込み公表した「フリーランス白書」ですが、今年は例年通り年度内の発表となりました。
2~3月に発表することの意味は、フリーランスをめぐる環境整備に関係する各関係機関の翌年度の取り組みを考える際の参考にして頂くためです。今回のデータも、フリーランスをめぐる環境整備に少しでも役に立てばと願います。
今年のテーマは大きく3つ。
第一部で2018年より毎年聴取している質問を、定点観測としてきいています。
第二部ではやはり今一番関心が高い、コロナ禍の現状について。昨年の調査時点から約7ヶ月後、事業の決算時期を見据えた年間での影響について可視化しました。
第三部は人生100年時代が叫ばれる中、フリーランスはどのようなキャリア構築を目指しているのか。一体何歳までどのような働き方をしようと思っているのか。年代ごとに折れ線グラフで表してみました。
そして最後となる第四部では、働き方の流動化が高まる中で、現在の働き方に左右される社会保障制度の在り方に対する意識調査を行っています。
安定志向が強い人だけが会社員を望むという世の中になってしまうと、企業としても社会としてもリスクであるのかもしれません。
自分のミッションや優先順位と企業、社会からのニーズの接点で、働き方が選べる未来のために、民間問わずみんなで考えていきたいものです。